Support Case支援事例紹介
初めての外国人材受け入れに向けた社員教育を支援
初めて外国人材を受け入れた企業の従業員の皆様に社内講座を実施しました。
外国人材の受け入れにあたっては、出身の国の文化や作法を理解することが共生・協働の一歩目となります。
基礎情報
- 企業名:有限会社永﨑建設(小林市)
- 業種:建設業
- 外国人材の受け入れ実績:なし
- 受け入れ予定の人材の在留資格・国籍:特定技能・インドネシア
当初の課題感
- 外国人材の受け入れが決定しているが、寮のアパートの広さや築年数など、どの程度の住居を準備すれば良いのか分からない。
- 従業員への理解促進をどのように進めていけばよいか分からない。
支援の流れ
9月上旬:現状及び課題感についてヒアリング後、入国までの注意点等についてアドバイス(企業訪問)
内容:寮の候補物件、事前に準備しておくこと、受け入れ支援機関や費用など
9月中旬:外国人材の受け入れ
9月下旬:従業員向け社内講座を実施(企業訪問)
内容:インドネシアの文化・作法・環境・宗教、コミュニケ-ションの取り方
相談員からのコメント
初めての外国人材受け入れに不安があるとご相談いただいたので、社内講座の実施を提案させていただきました。講座当日は、インドネシアの文化・作法・環境・宗教についてお伝えした上で、コミュニケ-ションの取り方のコツをレクチャーいたしました。
質疑応答の中では、「お祈りの対応はどうすれば良いか。」といった御質問をいただき、「日本で働くことを希望する人材は、柔軟に対応できる信仰レベルである可能性が高いため、入国後の面談で信仰心について確認することとし、お祈りの時間の確保を希望した場合は、小休憩時間中に行うようを促す」旨、アドバイスさせていただきました。
また、「話しかけても良いのか。休日に遊びに誘うことは問題ないか。」といった御質問もいただき、ゆっくり簡単な日本語で話しかけることが大切であることや、「休日の遊びの誘いも問題ないが、アミューズメントで遊ぶ際は、適度にすること」といった注意点についてもお伝えいたしました。
今回の講座の内容が、円滑なコミュニケーションのきっかけになると嬉しいです。
(担当:末永)
企業からのコメント
- 初めての外国人の採用にあたって、社員の理解を得られるか、コミュニケーションはとれるか不安に感じていたため、センターへ相談することにしました。今回の講座で学んだポイントを踏まえて、社員の皆には、積極的にコミュニケーションを取ってほしいと思います。(代表取締様より)
- 日本とは異なる文化や宗教があるため、社員達は接し方に不安があると思いますが、その不安が少し軽くなっていたように思えます。(専務取締役様より)
- 受入れ前の準備など、分からないことが多かったですが、アドバイスを聞いて、何をすれば良いかが明確になりました。(総務部長様より)

